プラセンタ注射打ち過ぎの安全性は大丈夫?
まずプラセンタ注射は薬ではなく、人の胎盤から抽出された
成長因子や栄養を注入するのが目的の注射ですので、
気になるプラセンタ注射の打ち過ぎの安全性は
大丈夫であるかという疑問に対しては、ずばりプラセンタ注射に
打ち過ぎといったことは実際にないのが答えです。
実際に連続して28日この注射を1日1本の割合で皮下注射を行う結果でも、
プラセンタの注射は毎日1本ずつ打っても安全なことが分かっています。
知っておきたいことは、このプラセンタ注射自体には原則として
副作用はなく、プラセンタの成分自体にアレルギーがない限り、安全と理解できます。
ただむやみやたらに打ったりするよりも、効果的に打つやり方を
把握しておくことは、安全においても効果においても非常に大切になってきます。
特に初めての方には、1か月の間で打つのはおおよそ週に1本から2本が理想的です。
徐々に慣れてきてからは2週間に1回2本、このように1か月から
3か月ほどプラセンタの注射を打ちその効果を実感していくことをお勧めします。
保険診療該当は更年期障害や肝機能障害、乳汁分泌不全に使用でき、
自費診療での分野ではアンチエイジング対策やや美容や腰痛に肩こり、
腰部脊柱管狭窄症といった悩みにこの注射が役立ちます。
プラセンタ注射によるアナフィラキシーショック?
プラセンタ注射自体に大きな目立った副作用はなく、実際にプラセンタ注射のやり方で
皮下注射や筋肉注射の範囲内で行う場合において、その副作用は原則ないとされています。
しかしまれに薬のアレルギー反応を示す方もいます。
ヒト由来の胎盤抽出エキスは別名メルスモン注射液とも言われていますが、
反応を示す方はこのメルスモンに含有されているアルコールに対しての場合が指摘され、
そのためアルコールにアレルギーがある人は、少なからず注意が必要となります。
現在このプラセンタは1つの施設において、5年間30万回打ったデーターで
重篤な副作用は0という報告からも、アナフィラキシーショックの報告は決して多くないです。
ただ静脈注射を行ったケースに限り、全国で1件だけこのショック反応があり
起こったとの報告が2009年にありますが、もともとこのプラセンタは
静脈注射は推奨されていないため、やり方自体に問題があった可能性も高いです。
ですから5年間で30万回の注射を行っても、重篤な副作用は0という数値からも
大きな心配は無用ですが、アルコールに反応を示してしまう方は
事前に相談するなどの対処をとることをお勧めします。